2012/2/6 (月)
ぎじ録1/29
“Dies irae”
☆Dies irae(怒りの日)
・音も音楽も痩せないように。
・歌詞にある“tremor”は恐れおののくという言葉。
・“discussurus”の“s”“c”をしっかり出す。
・黒玉(四分音符・八分音符)はマルカート。白玉(二分音符)は、音は流れるが音の変わり目は流れないで。
・Altは同じ音の連続が多いが、時折動く音に意義を感じる。動く音を見せることで、譜面に隠されたドラマが見える。
・P14 下段6小節 Sop “favilla”と“teste”の間に斜線を記入。“teste”の準備を早くして、オーケストラに負けないようにアクセント気味に。
・P15 上段最後〜中段 Tenだけ“Quantus”を2度繰り返し、リズムが違う。
・P15中段13小節 Alt 【レ】の音を確認。この音は、Sopの高い音の下に沈みがちだが、緩まない。次のフレーズで音が上がっていくことで復活。このメロディによりSopも活きる。
・P15中段11小節及び下段14小節の最初の音 Ten 【ファ】と【ソ】と高いが、【ファ】で調子に乗って歌ってしまうと【ソ】の音でひっくり返るか喉をしめてしまうので注意。
・P15下段16小節〜P17上段 Bas 音楽的には1つのフレーズだがつなげるのを見せようとせず、積み重ねていった頂点に“dis(-cussurus)”があるように。
・P15中段〜P16上段 Bas半音ずつ上がっていく。この音が上がるタイミングが1小節ずつから2拍ずつと狭くなっていくことで、恐怖の増幅を表現。
・P16上段17小節 Ten ページをめくってすぐの“stricte”が頂点。
・P17中段31小節 ハ短調の和音。Tenが短調を作る。
・P17中段〜P18上段 Sop 二分音符で伸ばす音の母音を使って、次の高い音の準備。高い音をどのように出すかを考えて逆算。
・P18下段〜P19上段 女声とTen “Dies irae”【<>】“dies illa”【<>】
・P18中段41小節 Bas 八分音符スラーの頭に重心(その後も同様)。走らない。長老或いは大黒柱(音楽におけるBasの役割)ですら恐怖におののく様子。
・Basが3回“quantus tremor est futurus”と繰り返した後(同じ【f】でもだんだん恐怖が募る様子を表現する)、P19中段50小節から全員で“quantus・・・”と歌うのは、恐怖が全体に浸透したことを表現。Sopは後に【ff】が控えているかもしれない【f】(= 単純に「強く」ではない)。
・P19下段〜P20上段:
・・51小節 八分音符の連続:女声は上へ向かう音形、男声は下へ向かう音形。
・・53小節 四分音符4つ: Sopと男声は上から下、Altは同じ音の連続。
・・57小節はSopとTenは上から下、Altは同音の連続、Basは下から上の音形。
これらは全て「混乱」を表現。Altはその場で立ちすくんでいる様子。57小節の四分休符で動揺・緊迫感を表現。
♪ぎじ録♪
「知識は豊富であることが大事であるが、最終的には技術が問題となる。その技術とは発声である。」
上あご(軟口蓋からのどの奥まで)に金箔を貼るようなイメージで深い発声をするように、とのことです。 特に“i”や“u”が潰れたり平坦にならないように。
☆次回は“Rex”です。P24中段6小節は、複付点に変更するそうです。

